馬場浩子 うたの散歩道
ソプラノ馬場浩子さんの「うたの散歩道」というコンサートに行って来ました。
師匠の井原義則先生もゲストとして出てみえました。
1部は歌曲中心で井原先生はシューベルト、馬場さんは武満徹さんを歌われた。
2部は井原先生が選曲、台本(歌詞)、演出をされ、様々なオペラアリア・二重唱をつなぎ合わせて造られたショートオペラ。
めちぇくちゃおもしろかった!!
ストーリーは昔、恋人に裏切られた女(馬場浩子さん)は、心の虚しさを埋めるために仕事に精を出す。
一方、金も地位も名誉もほしいままの男(井原先生)は、女にも不自由しない名うてのプレイボーイ。
そんな二人が偶然出会う・・・。
男はいつもの調子で口説きはじめるが・・・、まさかの事態!
女は男の誘いを拒否!男はあり得ない状況にあ然、初めて屈辱を味わう。
さて、男と女の結末は・・・?
まず馬場さんが椿姫の「さよなら過ぎ去った日よ」を替え歌でさよなら若い月日、今は昔の彼を忘れて仕事ばかり、この書類を届けなければ、と歌うと、
井原先生がリゴレットの「あれか、これか」をあややも紀香も俺のもの、叶姉妹さえもと替え歌で歌いながら客席から出てきて、
馬場さんとぶつかり書類が飛ぶ、書類を取ろうと二人の手が触れラ・ボエームの「冷たき手を」を歌う。
フィガロの結婚より「けんかの二重唱」で井原先生が馬場さんを口説こうとするとばか!!と断られる。
名うてのプレーボーイの井原先生は椿姫より「燃える心を」でこんな事は始めてだ、ほんとの恋をしてしまったと歌う。
その他、椿姫より「パリを離れて」、ラ・ボエームより「ムゼッタのワルツ」などを替え歌で歌いながら、ストーリーが進む。
最後はメリーウィドウより「ときめく心を」でハッピイエンド!!
オペラを知っている人も知らない人も楽しめる新しい感覚のステージでした。さすが!!
今回井原先生には八百津の蔵本山田で造られている「玉柏しぼりたて原酒ささ濁り」を。
本当にお疲れ様でした、ゆっくり休んでください。