【㈲可児設備 社長の週末日記vol47】アメリカ銀行破綻について
アメリカ銀行破綻について
アメリカでシリコンバレー銀行が破綻しました。
またリーマンショックのようなことが起こるのでしょうか?
シリコンバレー銀行は名前からも分かるように、ヴェンチャー企業への融資が多いです。
しかしコロナ過で国から企業への補償が増え、借りてくれる企業が減少しました。
そこでシリコンバレー銀行は債権に投資をします。
しかし金利が上がり、債権によりも銀行に預けた方が金利が高いので、債権の価値が下落。
しかも金利が上がり金融引き締めが始まると、ヴェンチャー企業の資金が苦しくなり、銀行からお金を下ろします。
シリコンバレー銀行は金利のいい長期債券に投資をしていたので、手持ちの現金が少ないです。
仕方がなくヴェンチャー企業が下すお金を調達するため、満期前の損した状況で債権を現金化しました。
これがネット社会の弊害で、シリコンバレー銀行はまずいんじゃないのかとネットで噂になります。
昔でしたら銀行に行かなければお金は下せれませんでしたが、今はネットバンキングで簡単に下ろせる時代です。
よってシリコンバレー銀行は、資金調達してからわずか2日で資金ショートして破綻しました。
では日本の銀行は大丈夫なのでしょうか?
日本の銀行は低金利を維持しています。
そして地銀はほとんど債券の投資で稼いでるので、今、金利を上げたらほとんどの地銀がつぶれてしまいます。
だから金利は上がることはまずないと思います。
日銀の植田新総裁には賢明なかじ取りを期待したいですね。
それでは来週も皆さまが笑顔で健康に過ごせますように。
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可児修司
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