【㈲可児設備　社長の週末日記vol132】韓国

2024年12月14日 2024年12月17日 kanisetsublog

韓国

韓国では尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が非常戒厳令を宣言。

軍が国会を封鎖し、大統領によるクーデターだとたいへんな問題なっています。

どうして非常戒厳令を宣言をしたのでしょうか？

発端は2024年4月10日に実施された韓国の第22代総選挙において、与党「国民の力」は惨敗。

与党「国民の力」は108議席、最大野党「共に民主党」の175議席に大きく差をつけられました。

力をつけた「共に民主党」は尹大統領の妻に関するスキャンダルや、政府高官の不正疑惑を追及。

また与党が提出した予算案にことごとく反発。

このまま予算案が通らなければ、公共サービスの停止や遅延、経済的な混乱が予想されます。

これにより、政権運営が困難な状況に陥りました。

尹大統領の支持率は17％前後と低迷し、政権の求心力が低下。

これらの要因から尹大統領は「国政が麻痺状態にある」として、12月3日22時23分に非常戒厳令を宣言しました。

そして武装した軍隊が国会本館に突入しました。

しかしすぐに国会本会議が開かれ、非常戒厳令が解除されました。

またほとんど報道されていませんが、この間に軍隊は選挙管理委員会の庁舎にも派遣されています。

4月の選挙に不正行為があったと証拠を見つけるためです。

実は与党保守層では4月の選挙は不正行為があったとかなり噂になっているのです。

しかしいくらなんでも民主国家での大統領の強権発動は問題だと、韓国ではたいへんなデモになっています。

野党は尹大統領に対する弾劾訴追案を提案しましたが、与党の反対にあい否決されました。

しかしこのままいくと尹大統領は、憲法の秩序を乱したと内乱罪で捕まる可能性が高いと思います。

尹大統領は親日家で日韓の関係は良好でしたが、これからが心配です。

それでは来週も皆さまが笑顔で健康に過ごせますように。

可児修司

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