【㈱可児設備 社長の週末日記vol140】フジテレビ
フジテレビ
中居正広氏の女性トラブルについて、フジテレビは2回目の会見をひらき、10時間以上に及ぶ異例の会見になりました。
今回の事件はコンプライアンス部門にも情報が行ってなく、社長案件とされ、他の取締役も文春で知ったと言われています。
これでは社長が隠ぺいしようとしたと言われても仕方がありません。
フジテレビとはどういう会社なのでしょうか?
フジテレビは権力を握るため、数々のクーデターが起きてきました。
まずフジテレビは日本放送が作りました。 日本放送は日経連(今の経団連の元になったようなところ)が作りました。
日経連で一番力のあった水野氏が、日本放送の社長になります。
しかし部下の鹿内氏がクーデターを起こし、株を買い集め水野氏を追い出します。
そこからの日本放送は鹿内氏が実権を握ります。
そして日本放送を通じて、鹿内氏がフジテレビを支配していきます。
また鹿内氏の息子がとても有能で、フジテレビはあの「楽しくなければテレビじゃない」のキャッチフレーズの元、数々のヒット番組を作り、黄金期を迎えます。
鹿内氏の息子はたいへん有能で人望もありましたが、残念ながら若くして亡くなってしまいます。
そして父である鹿内氏が戻ってきますが、鹿内氏も亡くなり次に実権を握ったのは鹿内氏の娘婿です。
しかし娘婿はなかなかのインテリで、今でいうコンプライアンスにも精通し、楽しくなければテレビじゃない現場からかなりの不満が出ます。
そこで日枝氏がクーデターを起こします。
日枝氏はもともと鹿内氏から、その能力を高く評価されていました。
42歳で編集局長、50歳でフジテレビの社長になりました。
日枝氏の編集局長時代のフジテレビはまさに黄金期です。
アイドル女子アナを作ったのもこの時代です。
まずは日本放送に支配されていたフジテレビを切り離しにかかります。
フジテレビが日本放送の影響を受けないように、日本放送の株の比率を下げます。
そこでフジテレビは大量の株を発行します。
しかし株を発行するには大義名分が必要です。
さすがに鹿内氏を追い出すために株を発行しますとは言えません。
そこで大きな新局舎を作るためを大義名分に、新株を発行します。
そこでできたのがあのお台場にある、独特の球体をしたフジテレビ局舎です。
またライブドアによる買収問題でも、先頭を切ってあのホリエモンと戦ったのも日枝氏です。
これが創業家でもなく大株主でもない日枝氏が、40年近くフジテレビの実験を握っている理由です。
6月にあるフジテレビの株主総会はかなり荒れそうですね。
それでは来週も、皆さまが笑顔で健康に過ごせますように。
可児修司
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