【㈲可児設備 社長の週末日記vol92】GAFAM
GAFAM
先月、GAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)の決算が出そろいました。
それにしてもこれだけ金利を上げてもアメリカ経済は堅調です。
これから金利を下げてソフトランディングするどころか、このままの金利で再加速しそうな勢いです。
ではGAFAMの決算書を簡単に見ていきましょう。
まずはMeta(旧Facebook)が好調です。
一時はInstagramやOculusなど大型買収で、Metaは儲けたいだけの会社、クールじゃないと酷評されました。
Tiktok買収を断念したMetaは、Snapchat買収しようとしましたが、いくら金をつまれてもそんなダサい会社に売るのは嫌とSnapchatが拒否。
しかしMetaは独自で開発したTikTokクローンのReelsや、X(旧Twitter)に対抗するThreadsが好調で株価を押し上げました。
またMetaQuestを中心としたメタバース事業もこれからの楽しみです。
次にMicrosoftですがGAFAMのなかでもっともAIの波に乗っている企業です。
chatGPTを開発したOPENAI社を傘下にかかえ、windous11ではchatGPT4を使えるCopilotを搭載。
これで株価が上がらないはずがありません。
Amazonは売上の割には利益は少ないですが、目先の利益よりも、長い目でみた市場支配や事業間のシナジーをもとめて、大規模な先行投資。
これが天才経営者ジェフ・ベゾスのスタイルです。
Amazonというとネット通販のイメージが強いと思いますが、AWS(Amazon Web Service)というクラウドが今の稼ぎ頭です。
AppleはiPhone関連の収入が圧倒的な柱です。
しかし最近では「iPhoneの新製品にワクワクするようなイノベーションはなくなった」との指摘もあります。
AppleはMicrosoftなどと比べ、AIとのシナジーが今のところ見えづらい面もあります。
EV車にも参入しましたが、断念。
しかし優秀な技術者が集まっていますので、EVを断念したエネルギーをAIに向けてほしいものです。
最後にAlphabet (Google)ですが、一番苦戦しています。
検索と言えばGoogleでしたが、AIが調べてしまいますので広告収入が激減。
とはいえ、Googleにも優秀な技術者が集っていますので、AI向けの投資も大規模に進めています。
結局、今のアメリカと日本の株高はAIとAI関連の半導体のよるところが大きいですね。
それでは来週も皆さまが笑顔で健康に過ごせますように。
可児修司
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