関美濃支部例会

今夜は岐阜県中小企業家同友会の関美濃支部例会。

同友会は著名なコンサルティングの先生を呼んで話を聞くのではなく、

会のメンバーが自社の報告を行い、その後グループ討論を行う。

毎回それの繰り返し。でもそれこそが本当に役に立つ。

今夜の報告者は(株)郡上板金取締役企画部長羽田野芳弘さん。

羽田野さんは2年ほど前からマレーシアの合併会社の責任者として、

現地と日本の取引先との間に入り、商品企画の打ち合わせや品質管理を行っています。

マレーシアの技術は日本と差がないものの、

日本特有の品質の厳しさ(見た目や細かい傷など)で返品になることが多いそうです。

これは、技術的な面よりも文化からくる認識の違いが大きく、そこが課題だそうです。

羽田野さんがマレーシアにいる間はまじめに仕事をしますが、帰って来るとまた手を抜くという悪循環。

同じグループに代表理事の(株)岩田製作所代表取締役岩田社長がみえこうおっしゃってました。

「アジアに工場を作って成功した人はみな品質が安定するまで絶対日本に帰ってこなかった。

 外国にしてみれば日本は過剰品質だが、だからこそ外国の工場が日本に部品を納めることが困難。

 日本工場は過剰品質という障壁によって守られている。」

なるほど、勉強になりました。
 

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