1(祝)おめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

今年は100年に1度の危機といわれてます。

昨年は日本だけでなく世界経済がとんでもない年でした。

上半期はとても好調だったのに、下半期は100年に1度といわれる経済危機。これを予想できた人はまずいなかったと思います。

ただ予兆はありました。まずはサブプライムローン。

低所得者に対するローンですが、これはまず成功しないということは分かっていました。

なぜ世界がアメリカに対して注意しなかったのか不思議でたまりません。

アメリカはサブプライムローンによって住宅を手に入れ、そして住宅バブルがおきました。

しかも家の担保価値が上がり、それによってお金を借りて普通は車をもてない層が車を買いました。

こうしてトヨタは空前の業績を手に入れたわけです。

「モノづくり」が尊くて「金融」は虚業だ、とかいうレベルの低い議論は置いておくきましょう。

そういう批判をしていた人たちは、その尊いモノづくり企業が実は、あまり必要のないかもしれないものを作っていて、さらにそのコストを浮かすために派遣労働者を大量雇用して、いま大量解雇しようとしている事実をどう説明するのでしょうか?

アメリカの住宅バブルによって本来自動車を手に入れられなかった層に自動車を売るために派遣労働者は雇われていたわけです。

そして必要なくなったから解雇されている。バブルが存在しないと彼らは職にあぶれてしまう構造なわけです。

つまり必要ない橋や道路を作るために公共事業をやるのと、そんなに変わらない。

リーマンブラザースの破綻によって景気が悪くなりましたが、シティグループは個的資金が投入されました。

これはリーマンがヨーロッパ系の会社で、アメリカ資本をヨーロッパに吸い出してしまうからです。

同じことがビック3にも言えて、デトロイトに集中する3社のために公的資金を投入していいのか?という議論になります。

ただ一ついえることは、今の大企業のほとんどが戦後の混乱期に急成長してきました。

ということはこの100年に1度の危機は、逆言うと100年に1度のチャンスということです。

 

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