日本シリーズ
残念ながら我が中日ドラゴンズは負けてしまった。
あれだけ打って、フォアボールをもらっても点が入らなかったのは、新庄選手の運のよさに負けた気がする。
負けてしまったが僕は落合監督をかなり尊敬している。
著書もほとんどすべて読んだ。
今回の落合監督の言葉は感動した。
第1戦目エース川上投手は勝つには勝ったが、序盤はコントロールに苦しみ大苦戦。
しかし落合監督は勝利監督インタビューでインタビュアーの
「川上投手はコントロールに苦しみましたね。」と言われても、
「川上については何も心配していません。うちのエースですから。」
と言い切った。内心は多分ひやひやだっただろうが、これを聞いた川上投手は本当にうれしかっただろう。
第2戦目先発は42歳の大ベテラン山本投手。
190勝以上してる山本投手でも過去3度出た日本シリーズでは今まだ1勝もしていない。
7回のピンチの時、自らマウンドに赴き、山本投手に「勝負しろ」と言った。
残念ながらそのとき打たれてまた負けてしまったが、
試合後のインタビューでは
「あそこで山本を変えて次のピッチャーが打たれたら山本が死んでしまう。当然勝負だ。」と言っていた。
いろいろな解説者が落合監督の判断の間違いを指摘していたが、
山本投手としてはこの決断は本当にうれしかったと思う。
残念ながら山本投手は今回2度目の当番はなかったが、もしあったらすばらしい活躍をしてくれたと思う。
第3戦北海道に移り、「DHは誰にするんですか?」という質問に対し
「立浪以外に誰がいるんだ?」と答えた。
立浪選手は現役で名球界にも所属するミスタードラゴンズと言われる大打者。
しかし今年は38歳という年齢の為守備の衰えから初めてレギュラーを外された。
しかしまだまだ勝負強いバッティングは健在。
第3戦立浪選手は3打数2安打だった。
落合監督はマスコミでは冷たいとか言われるが、
僕は間違いなく選手に優しい監督だと思う。
ちなみにマスコミの前で選手の失敗についての苦言はまったく言わない。
プロとして手を抜いて失敗してるわけでもないのに、そんな選手を公然としかれないとの事である。